介護医療の技術から生まれたゲーマー向けクッション開発秘話

2021年12月9日

近年、eスポーツに取り組む人が増えていますが、ついつい熱中してしまい長時間同じ姿勢を続けたり、猫背になってしまい肩こりがひどくなってしまった・・・・という経験はありませんか。
岐阜県瑞穂市にある株式会社ハイビックスでは、プロゲーマ―の「こんなのあったら良いな」という声から開発した、ゲーマーのためのクッションを販売しています。開発にも携わったハイビックス eスポーツの中の人に話を伺いました。

一般的なクッションは綿やウレタン、ジェルなどの素材が使われています。使いやすくメリットも多いのですが、長く使うとへたりやすかったり、圧力の分散性が乏しいため長時間利用には向いていなかったり、体の動きに添って形が変わらないため肌や筋につっぱり感が出たりすることもあります。

ゲーマー向けクッションは、空気のもつ「姿勢補助力」と「体圧分散力」を重視し、腕の荷重を支えることで、肩や手首への負担を軽減させる工夫がされているのが特長です。
実際にプロとして活動しているゲーマーの意見を取り入れながらクッションの大きさや形も体へのフィット感がでるよう改良を重ね、医療分野で培われた「体幹保持の品質」にこだわり、満足のいく長時間のゲームに対応できるクッションに仕上がったとのこと。

■きっかけは自身の体験から

中の人がeスポーツを本格的に取り組んだのは今から4年前。荒野行動にて全国トップレベルまで上り詰め、プレイに集中できること身体への負担を軽減することを考えて色々なクッションを試していました。その経験から「こういうクッションが売っていたら助かるね」と、この商品の開発に発展していったそうです。

■身体と心の商品

ゲーマー向けクッションは腰回りまで包み込むコの字型になっています。これはゲームの最中に肘や腕のポジションを常に支えるためと、クッションの位置ずれを気にせずプレイに集中するため。特に重さのあるタブレットを持ってプレイする場合は、指先だけではなく腕全体も使うため、腕や手首の疲れがたまりやすくなるそうです。

ゲーミングクッションなら腰回りまでしっかり支えてくれるため、位置ずれを気にする必要もなく、常に腕全体を支えてくれます。これは「ゲーマーの長時間プレイや姿勢の崩れから来る肩こりや目の疲れにも効果を発揮する」とクッションを利用したゲーマーの方から喜びの声をいただいたそうです。

■3つのポイント

エアー素材クッションだからできる自分の好みに合った硬さや高さがいつでも調整できて、手のひらサイズにコンパクトに収まるので持ち運びもカンタン、丸洗いできるのでいつでも清潔な状態を保つことができることが特長とのこと。

■ゲームを少しでも長く楽しんで欲しい

「ゲーマー向けクッションは原価がかかってしまっているため、あまり安くできないのが悩みですが、きっと使ってもらった方には喜んでもらえると思っています。自信はあるんです」という中の人。

開発にはチームで意見や使用した感想を出し合い、より良いものになるよう工夫を重ねてきました。現在はキャンプファイアで制作プロジェクトを立ち上げていますが、今後はオンラインショップでも発売する予定とのこと。

プロゲーマーの大変さや辛さは、実際にやってみないと分からないという部分がありますが、現場を知る中の人のような方達が作る商品は、そんな大変さや辛さも小さな楽しみや嬉しさに変えることができるのではないでしょうか。




介護医療技術で創る『ゲーミングクッション』制作プロジェクト!(CAMPFIRE)

株式会社ハイビックス

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